ガス給湯器の自動お湯はり機能でできること

ガス給湯器とは、お風呂や洗面台などへの給湯やお風呂の自動お湯はり機能が搭載されたスタンダードな給湯器です。 追い焚き機能が搭載されているなどごく普通の給湯器でどのご家庭でも使用することができます。スタンダードゆえに機能は多くありませんが、必要最低限の機能が備わっています。 そんなガス給湯器には、以下の2種類のタイプがあります。 オート フルオート それぞれ解説します。

オートタイプは、給湯やお湯はり、追い焚きが自動です。 一般的なご家庭に設置されているガス給湯器はオートタイプがほとんどではないでしょうか。自動で給湯してくれ追い焚きも行ってくれるため日常生活で支障が出ることがありません。

フルオートタイプは、オートタイプに+αして以下の機能が搭載されています。 ・ 足し湯 ・ 追い焚き配管の洗浄 フルオート機能はお湯が少なくなった時の足し湯、そして汚れがちな追い焚き配管の洗浄を自動で行ってくれます。オートタイプはこれらを手動で行う必要があります。

オートとフルオートで何ができて何ができないかがわからない...という方のために比較表をご用意しました。

メーカーによりどこまでフルオートに機能が搭載されているかは異なります。ただ、一般的なタイプごとの違いは上の表の通りです。 オートストップ機能とは？ 実は、ガス給湯器の中にはオートストップ機能が搭載されているものもあります。 オートストップ機能とは、お湯張りが終わると自動的に足し湯をストップする機能です。オートストップ機能がない場合は、お湯張りをスタートしブザーが鳴り次第、給湯栓を閉じてお湯張りを終わらせます。 自動的にお湯を張ってくれるオートストップ機能の方が便利なのはいうまでもありません。 

ガス給湯器に搭載されている自動お湯はり機能。

非常に便利で毎日使っている人がほとんどだと思いますが、「なぜかお湯がたまらない...。」と悩む人は少なくありません。ガス給湯器は日常的に使うものですので早めに原因を突き止めた方がいいでしょう。

代表的な原因をご紹介します。

ガス給湯器にエラーコードが表示されている場合は、自動お湯張り機能を使うことができません。

そもそも、ガス給湯器自体が機能していないことも考えられます。エラーが出る原因はガス給湯器により様々ですが、多くの場合はガス給湯器が劣化しているのが原因です。長くガス給湯器を使っていると経年劣化によりエラーが出やすくなりますし、新品と比較すると機能の低下を感じます。

できれば修理したいところですが、ガス給湯器の寿命は一般的に10年とされていますからそれ以上使っている場合は新品のガス給湯器に交換した方がいいでしょう。

ガス給湯器に原因があるわけではなく、ヒューマンエラーです。

自動お湯張り機能でできることは「お湯を張る」ことであり、排水栓を閉じるのは人間がしなければなりません。せっかくお湯を張っているのに排水栓が空いているとどんどんお湯が流れ出てしまいます。また、チェーン付きの栓の場合だと少しでも斜めになっているとお湯が出て行ってしまいますので、しっかり閉まっているか確認すべきです。

ガス給湯器を設置した業者のミスも考えられます。

一般的にガス給湯器を設置した際には業者は試運転をしなければなりません。しっかりお湯が張れているかや水位調節ができているかなどを確認する必要があります。しかし、業者によっては試運転を適当にしてしまったり、そもそもガス給湯器の試運転すらしていない業者も存在します。

再度、設置したガス給湯器業者に電話をして再設定をしてもらいましょう。

結論はフルオートを選んだ方がいいと言えます。

オートもフルオートもヒューマンエラーやガス給湯器のエラーコードなど、自動お湯張り機能が作動しない原因は同じです。「フルオートならではのエラーがある」ならオートにしたいと考える人も多いかもしれませんが、多くのエラーが共通しているため機能がたくさんあるフルオート機能が搭載されているガス給湯器の方がおすすめです。

また、以下の理由からフルオート機能を選ぶ人が多いです。

Rinnaiが公開している「追い焚き配管の中に残った昨日のお湯が翌日の浴槽に入るのは気になりますか？」という質問に対して、44%もの人が「気になる」と回答しています。

オートタイプだと自動的に追い焚き配管を掃除してくれることはありません。しかし、フルオートタイプだと自動的に追い焚き配管を掃除してくれるため、翌日綺麗なお湯で体を休めることができます。

他の人が入ったあと、浴槽のお湯が少ないケースが多いです。

特に、お湯をギリギリまでためていると他の人が入った時にお湯がどんどん外へ出てしまいます。そうなると、次の人が入る時にお湯が少ない...と感じてしまいますよね。こういった悩みを解決できるのはフルオートタイプしかありません。

フルオートタイプには設定水位まで自動でお湯を足してくれる機能があります。そのため、他の人が入りお湯が減ってしまったとしても、自動的にお湯を設定水位まで戻してくれるのです。家族全員が快適に入浴できる環境を作ってくれます。

自動保温をしているのにも関わらず、お湯がぬるいことがあります。

わざわざ追い焚きをする必要がありますし、ぬるいまま少し我慢する時間が生まれます。オート機能だと追い焚きするしかありませんが、フルオートタイプだと浴槽に人が入ったことを自動検知してくれるため自動的に追い焚きをしてくれます。

自動お湯はり機能は自動的にお湯を張ってくれる機能ですが、それによく似た機能に追い焚きがあります。

どちらも温かいお湯を用意する目的で搭載されているため、「どちらの方が早く沸くの？」と疑問視する声が多くありました。結論ですが、自動お湯はり機能の方が早く沸きますしコスト面でも安いです。

効率面を考えても自動お湯はり機能が良いため、追い焚きをする必要はありません。

今回はガス給湯器の自動お湯はり機能について解説しました。

ガス給湯器にはオートタイプとフルオートタイプが存在しており、多くの人がフルオートタイプを選んでいます。どちらのタイプにも自動お湯はり機能は搭載されていますが、日常的な問題をほとんど解決してくれるのはフルオートタイプしかありません。

ぜひ、両タイプを体験してみてください。

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